こんにちは!神 沙江子です。
皆さんは、「仕事へ行くのが辛い」と感じる日はありますか?
嫌な仕事、人間関係、休みがない等、、さまざまな理由があると思います。
実はこの悩み、一般的には仕事内容や周りにいる人など環境が関係する外的要因ではなく、自分が意識的に毎日取り入れる栄養が大きく関係しているということをご存じでしたか?
今日は、人が幸せを感じる3つのホルモンから、今日から始められる改善策をご紹介します。
疲れた。辞めたい。でも次が見つからないという日々
厚生労働省によると、日本の離職理由トップ3は
1位給料 2位休み 3位人間関係 だそうです。
頑張ってもなかなかお給料が上がらない、
仕事頑張りすぎて毎日疲れている
職場に嫌いな上司(または同僚)がいる
そんな環境、よく聞きますよね。
日本人は、真面目です。中学校までの義務教育をきちんと受け、一流大学を目指し、入社した企業で良い給料と休みがもらえ、やりたいことをやり、皆幸せになるために頑張っている。約束は守るし、言われたことはやるし、仕事を頑張っていない人という印象もありません。親切でマナーが良く、何事も一生懸命なのが日本人です。
なのに日本は、幸福度ランキング世界153ヶ国中62位。世界第三位の経済大国にもかかわらず、本当の「幸福」というものを理解せず間違った努力をしているのです。
なぜ幸せになれないのでしょう。
幸福度ランキング62位の国で幸せになる
幸せとは何でしょう。
精神科医の樺沢紫苑さんは著書「3つの幸福」でこう語っています。
「幸福とは何か」の問いに、本書ではたった10秒で答えを出してしまいましょう。
ドーパミン、セロトニン、オキシトシンが十分に分泌されている状態で、私達は「幸福」を感じる。つまり、脳内で幸福物質が出た状態が幸せであり、幸福物質を出す条件というのが「幸せになる方法」であると言えます。
簡単に解説します。
私達の幸せホルモンは正しく分泌されると幸福を感じることができる
①セロトニン的幸福…心と身体の健康
(気持ちがいい、爽やか、リラックス、健康など)
②オキシトシン的幸福…つながりと愛の幸福。友情、人間関係、コミュニティへの所属など
(夫婦関係、親子関係、恋人関係、ペット、コミュニケーション、信頼、スキンシップ)
③ドーパミン的幸福…お金、成功、達成、富、名誉、地位など
(成功、やる気、学習、承認、物欲金銭欲性欲、楽しい、遊び)
「あなたにとって幸福とは何ですか?」という質問をした時、
この3つの幸福のどれかを答える人がほとんどだと思います。
この3つの幸福を全て手に入れている人は非常に少ないと思います。
なぜか?それはこの3つを得るためには正しい順番があるのです。
結論から言うとそれは
①セロトニン的幸福→オキシトシン的幸福→ドーパミン的幸福
の順です。この順番を間違えると、幸福になるどころかむしろ思いっきり不幸になる可能性もあります。
成功や達成などの「ドーパミン的幸福」は、一番最後なのです。
そして、一番先に手に入れるべき幸福は、セロトニン的幸福である「健康」なのです。
セロトニン的幸福とは、簡単に言うと「リラックス」「体調がいい」です。
健康状態が良く、身体の調子が良いからこそ感じられる感情「気持ちがいい」「清々しい」この「気分」「感情」「体感」などは全てセロトニン的幸福です。
うつ病の時はこのセロトニンが究極的に低下します。衝動性が高まり、イライラしたりもします。「不安」も同じです。その状態は、ネガティブな考えが頭から離れません。「腰、膝、頭が痛い」「疲れやすい」「全身がだるい」「具合が悪い」これは全て「セロトニン低下」によるものです。
普段から「健康」に対して当たり前に思っていると「気づかない幸福」になります。
失って初めてありがたさを知るのが「健康の幸福」であり、セロトニン的幸福なのです。
これらの内容は、樺沢紫苑先生の本で詳しく解説されていますので、興味のある方はチェックしてみてください。
仕事というのは順番が一番最後の「ドーパミン的幸福」です。その前にある「セロトニン的幸福」「オキシトシン的幸福」に目を向けて、まずは自分の健康に向き合うことが幸せ生活の第一歩だということが分かりますね。
体調管理が手っ取り早い幸福の道
幸せ生活の第一歩として、まずは「セロトニン的幸福」の環境づくりが必要です。
セロトニン的幸福を手に入れるためには「睡眠」「運動」「朝の散歩」が推奨されています。他にも、ポジティブな日記をつけたり、瞑想をしたりと、自分の体を整えるための行動はいくつもあります。
ですがここでは、「体調管理」として栄養面での有効な取り入れ方をお伝えします。
日本人はハードワーカーです。
セロトニン的幸福を手に入れると決め、突然「明日から仕事休みます」というわけにはいきません。
毎日の忙しい日々を乗り切るためには、プロ並みの管理が必要です。
体力を消費量にふさわしい栄養素を上手く取り入れ、健康的な日々を送りましょう。
お勧めしたい栄養素(おすすめサプリ)
【マルチビタミン】
ビタミンは相互作用して効果を発揮します。ビタミンCだけ大量に摂取しても、他のビタミンが足りなければ、その足りないビタミン量と同じ量しか体内に摂取されません。(ビタミンCが100摂取してビタミンAが50の摂取だったら、ビタミンCは50しか摂取されない)
なので、サプリで摂取する際は「マルチビタミン」をおすすめします。
【ナイアシン】
ナイアシンは、ヒスタミンというアレルギー物質を外に出す働きがあります。
今までに体内に蓄積されたアレルギー物質を外に出し、体の疲れを取る効果があります。
摂取すると、フラッシュが起きて5日間ほどかゆみを伴う場合があります。
【ビタミンB】
体の中の脂肪をエネルギーに変えるのがビタミンBです。
食事で糖質を摂取しエネルギーになった後、たくさん仕事をして再度エネルギーが不足します。その時にビタミンBがあると体内の脂肪からエネルギーを出すという働きをしてくれます。
【マグネシウム】
腸をキレイに保つということは健康維持に欠かせません。
現代では、「腸活」と呼ばれブームにもなっています。
人間は元々、肉食でした。そして、野菜を取り入れる前(草食になる前)の食物繊維の代わりに摂られていたのは、「骨髄」です。
マグネシウムを取り入れ、腸内に溜まった便を輩出することで、あらゆる病気を防いだり、疲れやすい体が改善されたりします。
【タンパク質】
日本人はタンパク質不足です。タンパク質が足りないと、人は食べたくなります。そして、朝のタンパク質摂取はその日の睡眠にも影響があるとされ、とても大切な栄養素です。
目安は体重×1g。プロテインなどで上手に取り入れましょう。
まずは栄養を摂り、小さなポジティブを意識しよう
体が元気でなければ、仕事の楽しさも感じることはできません。
1日8時間、仕事の時間があり、人生において最も多くの時間を人は仕事に費やします。
「充実」「やりがい」を感じながらする仕事と「辛い」「早く辞めたい」と感じながらする仕事では人生の幸福度は全く違います。
しっかりと自分の体を整えたら、毎日の「今」起きていることに目を向けてみましょう。
過去にこうだった、未来はこうあるかなの前に、まずは今ある物に目をやり、ひとつひとつに感謝しましょう。
仕事は生活のため、終わったら自分の時間を楽しく過ごす。と考える人もいると思いますが、人生の大半である仕事の時間こそ、自分自身の時間と捉え無駄にはしたくないものです。
「仕事」はどんな人にとっても手段です。
「生活のため」という人も、「自己実現のため」という人も、同じ。
自分の感じる幸福度を、世界的に見た日本の最低ランクまでに下げる必要はありません。
健康を意識し、人とのつながりを意識し、達成感を味わえますように。
今日から是非、少しの栄養を意識してみてください。そして、正しい順番で少しずつ幸福を感じていってください。
最後までお読みいただきありがとうございました!