こんにちは!
Webマーケティングで店舗経営を成功するカギは
集客した後に「もう一度行きたい」と思われるようなリピーターに愛されるお店づくりです。
お店づくりの大切な要素である商品構成。
今日は、先日私が初めてチャレンジした海外仕入れの様子をお伝えしたいと思います。
今回の出張先はイタリア・ミラノです。
ミラノファッションウィーク2024-25 秋冬コレクション期間中に行われた見本市での大きな展示会へ、インポーターとして行ってまいりました。
輸入ビジネスの始め方は個人・法人といくつか手段があります。
今回は私が経験したイタリアの見本市をレポート形式でお伝えしたいと思います。
商品のラインナップを工夫したいと考えている店舗経営者の方へ
初心者から始める海外仕入れの簡単なステップを把握できる内容になっています!
前半は事前準備編!
ではさっそくいってみましょう!
【経験談】なぜ海外輸入の道を選んだのか?海外ファッションビジネスへの挑戦
まず初めに、なぜ私が海外への仕入れに挑んだのかを書きたいと思います。
理由は、お店に素敵なインポート商品を入れたい、これが一番の目的でした。
私が経営しているお店には、個性的なデザインを好むお客様が多くいらっしゃいます。
留学経験を活かして、素敵なデザインかつ他のお店では見つけられないような商品でお客様に喜んでもらいたい、インポートが好きなお客様を増やしたいと思っていたのが始まりでした。
いつか準備が整ったら行こうと思っていた私は、コロナ禍になり、今までそれを実行してこなかったことをとても後悔しました。
今年の4月から毎日の読書を始め、興味があった輸入ビジネスの本を手に取りました。
この1冊の本との出会いが私がインポーターとして今回ミラノに行くきっかけとなりましたので、後ほどご紹介したいと思います♪
ミラノファッションウィーク2024:世界最大級のファッション展示会を徹底解説
今回私が訪問したのは、そのミラノファッションウィーク直前から開催された毎年恒例の大きな見本市です。
ミラノファッションウィークは、世界四大ファッションウィークの1つとして知られ、その歴史と影響力は計り知れません。
今年は2024年9月17日から23日にかけて開催され、今回過去最多となる約18万人のファッション関係者が世界中から集結しました。
ここでは、ミラノファッションウィークと展示会についての情報をチェックしてみましょう。
歴史的背景
起源は1950年代にさかのぼります。イタリアのファッション産業が戦後の復興期に入り、国際的な注目を集め始めた時期です。
しかし、現在の形式での開催が始まったのは1975年。イタリアのファッション団体【Camera Nazionale della Moda Italiana】が主催となり、年に2回(春夏と秋冬)のコレクションを発表する場として確立されました。
成長と進化
1980年代から1990年代にかけて、ミラノファッションウィークは急速に成長し、その影響力を拡大しました。
ジョルジオ・アルマーニ、ヴェルサーチ、プラダなどのイタリアンブランドが世界的な人気を博し、ミラノを世界のファッションの中心地の一つへと押し上げました。
2024年の見本市の特徴と規模
期間:9月14日~17日(14日は招待のみ)
場所:FIERA MILANO(地下鉄Rho Fieramilano駅)
「Milano Fashion and Jewels」アクセサリー、トレンドジュエリー
「MIPEL」バッグと革製品
「MICAM」靴
主な特徴:
- 規模:約1,400の出展者と、世界中から約48,000人のバイヤーが参加。
- 内容:2025年春夏コレクションの展示。
- サステナビリティ:環境に配慮した製品や製造プロセスに大きな注目が集まりました。
- 新興デザイナー支援:若手デザイナーのための特別セクションが設けられました。
この展示会は、ファッション業界のパンデミックからの回復と革新を象徴する重要なイベントとなりました。
数多くのブースでの展示に加え、セミナーやワークショップ、ファッションショーや、ライブデモンストレーションなど、盛りだくさんな内容。
サステナブルで環境に配慮したプロダクトや、VRやAIなどの新たなテクノロジーの提案が多く盛り込まれた印象でした。
ヨーロッパ以外の特別ブースや、新しいブランドやデザイナーのプレゼンの場もあり、3日間回っても時間が足りないくらいのボリュームでした。
一般開催初日の夕方には「バイヤーズナイト」が開かれ、
夕方から、音楽とイタリアンカクテル&軽食の提供で盛り上がり、パーティー気分を味わいました♪
成功への準備:イタリアファッション展示会参加前に必ず押さえるべきポイント
準備
①パスポート・宿や航空券の手配、必要書類の準備
展示会参加には入場パスを申し込み・ダウンロードが必要です。世界の見本市・展示会情報(J-messe) | ジェトロ (jetro.go.jp)で展示会を検索し、オンラインで入場券を取得しましょう。
②目標・予算計画
渡航する目的や目標を明確に定めます。渡航費、滞在費、展示会参加費などを事前に算出した後、行くことによって得る結果を費用対効果を元に設定してください。海外渡航は時間もお金もかかる為、帰国時に収穫なしという事態だけは避けたいところです。
自分の店に何を仕入れてどれくらい販売したいのか、計画を立てましょう。
③言語対策
会場で使う輸入用語やビジネス英語は、ご紹介した本に必要なものが掲載されていますので必要な方はぜひチェックしてみてください。話が弾むとメーカーと仲を深めることも必要な場面があるので、簡単な英会話は話せた方が良いかと思います。
⑤名刺やカタログの準備
英字の名刺は必ず作成してください。可能であればお店のチラシなどのツールも持って行きましょう。相手が興味を持った場合、自社の情報を効果的に伝えることができます。
⑥健康管理
時差ボケや気温差による体調の変化には気を付けてください。
現地に着くと、大きな会場を一日中歩き回る為、想像以上に体力を消耗します。
タイトなスケジュールに耐えられるよう、体調を整えておきましょう。
⑦両替、Wifi、ガイドブック、歩きやすい靴
現地で使う物の準備をしましょう。
⑧現地の文化やビジネス習慣の理解
例えば、表現の仕方や、挨拶の仕方など、開催国近辺の文化の情報を知っておくと関係構築がスムーズかもしれません。
日本のビジネスと同じで、良い人間関係づくりがとても大切になります。
事前学習
私が今回渡航するにあたり、学習に使用した本を紹介します。
「これ一冊でぜんぶわかる!輸入ビジネス 完全版」
著者:ジェトロ認定貿易アドバイザー 大須賀 祐
価格 1,500円+税 あさ出版
この一冊で海外輸入について必要な準備から販売までの基本を流れと共にノウハウを学ぶことができます。
ジェトロ認定貿易アドバイザーである大須賀祐さんが、これまでの経験をまとめている本です。
○概要○
【1st STAGE】渡航前準備から、商品発掘、日本の見本市に出展するまで
STEP①…渡航前に準備する
STEP②…海外の見本市で商品発掘をする
STEP③…日本の見本市に出展する
【2nd STAGE】契約書の作成から商品の輸入まで
STEP④…海外メーカーと契約をする
STEP⑤…商品を輸入する
【3rd STAGE】…在庫管理から、値段の付け方、販促活動まで
STEP⑥…在庫を管理し、販路を拡大する
・付録Q&A
・巻末資料
・輸入ビジネスで必要な書類、契約書サンプル
ぜひ繰り返し読んで本番に備えてください。
効果的な事前リサーチ方法とその重要性
展示会へ参加する前に、ぜひ日本でのリサーチをたくさん行ってください。
Webマーケティング同様、事前のリサーチはとても重要です。
需要のある商品を見つけられるよう、出来るだけたくさんの商品を見たり、
デパートや専門店、商業施設など、お店が近ければ何度も通うことをお勧めします。
サイトやYoutubeなどのコンテンツもしっかりチェックしましょう。
業界誌やファッション専門サイトでのトレンド分析
SNSを活用した最新情報の収集(インスタグラム、ピンタレストなど)
競合他社の動向チェック