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読書

【書評】「最強チームの作り方」でマネジメントの新常識に迫る!

みなさんこんにちは!

今日は、二代目店舗経営者である私が、
最近読んだ本の中で大変勉強になった
組織づくりに役立つ一冊をご紹介させていただきます!

はじめに:本書の概要と著者紹介

「全員を稼ぐ社員にする、最強チームの作り方~落ちこぼれゼロの組織マネジメント~」
著者 タカマツハウス株式会社 取締役・専務執行役員 金田健也
2024年5月9日発行 ぱる出版 1500円+税

著者の経歴
タカマツハウス「創業メンバー」。大手住宅メーカー大和ハウス工業出身。タカマツハウス執行役員経営企画本部長に就任後、積水ハウスで最年少支店長・本部長を歴任した藤原元彦氏と共にタカマツハウスの立ち上げを行う。事業開始から3年後の2022年3月期決算において売上高約80億円、営業利益約1億円の黒字化に成功。2023年3月期決算では売上高191億円を達成。実質「4年で年商191億円」を達成。営業利益は8億円。従業員3人から始まったタカマツハウスは現在従業員数130名を超え、成長を続けている。

本書のテーマ
「落ちこぼれをつくらない、湧き上がる組織」
‘’私は前職では落ちこぼれる社員に寄り添うことが出来ず、疲弊する社員とともに自分も疲弊し落ちこぼれていく感覚を味わいました。
私の方針や指導はいつも正論で、メンバーに反論の余地すら与えませんでした。
正しいことをやっているのに、なぜ成果が出ないのか?
焦る気持ちから結果にコミットするのではなく、結果のみを追求する殺伐とした組織を作り上げてしまいました。
読書の中にも私と同じような経験や、感覚を感じている方がいるはずです。
責任感があって、責任に向き合えば向き合うほど、同じような感覚に襲われるのではないでしょうか。
そんな読者には、本書を通じて共通した「社員の幸せ」に向き合って、一人ひとりが持つ可能性に向きあってもらいたいのです。‘’

あとがきにはこのように書かれ、著者による最強チームづくりの経験、チームづくりに対する思いを覗くことができます。
この本を読むことで、一筋縄ではいかない「最強の組織づくり」を、タカマツハウスの歴史と共に学ぶことができます!

本書の構成

第一章
全員が‘’稼ぎ頭‘’に化ける「最強チーム」の作り方とは?

・落ちこぼれをつくらない
・どんな社員も家に帰れば日本一のお父ちゃん・お母ちゃん
・1日の始まりは社員の体調チェックから
・なぜ朝礼で拍手の練習をするのか
・コラム

第二章
能力は十人十色~1on1スキルアップが組織を変える

・社長と社員の1on1
・任せて、任さず
・抱擁の精神が挑戦力を育てる
・期待して寄り添う
・厳しさ10倍、愛情100倍
・「保険を掛ける言葉」はいらない

第三章
熱狂組織をつくる‘’One Team‘’の法則~愛のシステムづくり

・1人の100歩よりも100人の1歩・2歩
・「礼節・コミュニケーション・団結」
・なぜ残業しないのか
・短期間の頑張りでインセンティブは3倍
・リモートはやらない
・中締め(仕事のハーフタイム)の重要性
・リーダーの役目は勢いをつけること
・コラム

第四章
できない人を‘’見放す会社‘’に未来はない

・一番になっても意味がない
・上からは霞んで見えない
・下に背伸びをさせ過ぎない
・コラム

第五章
起業4年で年商191億円を達成できた‘’これだけの理由‘’

・挑戦無くして成功なし
・成熟産業でも負けない戦い方がある
・藤原流パーパス経営
・勝ち筋は人材集めにあり
・顧客開拓も社員採用も「紹介システム」でコミット
・「目利き」ではなく「厳選」
・戦略は‘’たたかいをはぶく‘’と書く
・感即動
・‘’一番幸せになる‘’より、‘’長く幸せになる‘’を目指す

主要な内容と学べるポイント

マインド・実践・事業拡大
リーダーとして必要なことが詳細に書かれています。
異業種であっても、読む内容全てが必須項目であり、その日から実践できます。

社内で成果を上げるための仕組みについても記載がありますが、
内容としては、組織を成功に導く本質的な部分が多く書かれていると感じました。
小手先のノウハウではなく、企業を119億円まで導いた道のりをこの一冊で感じ取ることができます。
店舗経営に奮闘中の私としては、教科書のように何度も繰り返し読みたい一冊です!

印象に残った具体的な記述や引用

チームづくりを学び、これから自分の夢を叶えるためにとても学びになると感じた一部をピックアップしたいと思います。

~第5章 起業4年で年商191億円を達成できたこれだけの理由
「戦略は‘’たたかいをはぶく‘’と書く」から引用~

経営戦略やマーケティング戦略、人事戦略など経営では‘’戦略‘’という言葉が使われますが、これは「戦いを略する」と書きます。経営とはやることを決めるのではなく、やらないことを決めることだとも言われます。更にやることが決まったら、やる順番が大切です。

この、やることを決め、順番を決めるという作業の考え方とフレームワークも本書に掲載されています。

こんな人におすすめ!:感想、魅力、得られる価値

読書をしていると、読んでいる途中から著者のメッセージが感じられ、
数冊に一度、最後のあとがきを読むのが楽しみになる本と出会います。
この「最強チームの作り方」もその一冊でした。

本自体は、ソフトカバーで読みやすく、字も小さすぎず、量も少なすぎず読みやすいです。

本書は、とても熱い想いに溢れ、それをしっかりと実践されている著者が惜しみなく提供する内容盛りだくさんでした。
個人的には、この本を読むと、とても得した気持ちになります。
本来であれば時間をかけ、失敗を繰り返しながら理解していく内容を、この一冊を読むだけで手に入れることができます。

これから事業を拡大したい方、チームづくりに悩みがある方の、解決策が見つかる一冊としておすすめです。

おわりに

組織づくりについての本はたくさんあります。
たくさんの量を読むと、同じことが書かれていることがよくありますが、
それはきっとビジネス成功の原則が書かれているので、何度も出てくる内容は実践必須だと感じます。

ですがこの本は、実際に起きた出来事から学べる教えがたくさん書かれているので、あまり他の本とかぶる部分が見当たりません。
さらに、違った角度からの気づきを得られると思います。

そして著者は、親会社の名誉会長「最後の夢」として創業した時の背景や思いも語られています。お客様の幸せのために作られる組織、一度、タカマツハウスのおうちを見てみたいです。

おまけ:
一緒に読むと最強バージョンで更に深い学びになるこちらもおすすめです。

一緒に目標に向かって頑張りましょう♪

本日もお読みいただきありがとうございました!

 

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